積んだはずの荷物が、消えた。

「そんな馬鹿な、マジックではあるまいし」

というトラブルも、引越しには良くあることです。私も過去１回ありました。

殆どの場合が、タダ単に前の住居におき忘れ、つまり荷物を積み忘れというケースが殆どです。

しかし、全部が全部そうではありません。
引越し業者が、トラックの配送関係や、近年の排気ガス規制の関係で、荷物を積みなおす場合があります。

このような場合は、要注意です。結構積みなおした時に、積むのを忘れてしまったとか、落としてしまい誤魔化そうとするバイトの人もいないとはいえないからです。

なので、トラックから荷物の出てくる順番が、入れたときと妙に違っている時には要注意です。紛失物があると疑って掛かるべきです。


■紛失してしまった時の対処法
　まず、紛失したと発覚した場合は、速やかに引越し業者に連絡してください。
　そして、何がなくなったのかを詳細に説明しましょう。
　紛失してしまった、ものは奇跡でも起こらない限り出てこないですが、引越し会社（または自分で加入）が加入している損害保険から、弁済してくれます。


■弁済してくれないもの
　いくら、なくなったといっても、弁済してくれないものがあります。
　　・現金
　　・通帳やハンコ
　　・貴金属
　　
　です。引越し業者はまず、お客さんに、貴重品（上記のもの）は荷物に入っていませんよねって、確認してきますし、万が一あれば、運べませんと、頑なに拒否してきます。（あくまでも、まともな会社であればですが）
　なので、お客さんが、持っているハズのものなので、いくら無くなったといっても、信用してくれません。

■全く対応してくれないとき
　全く相手にされない時は、間髪いれずに、消費者センター等の引越しトラブルの相談機関に連絡をいれましょう。もちろん引越し業者にも連絡し、いまから引越しトラブルの相談機関に相談すると、明言したほうが、後々いろいろな意味ですっきりします。
また、明言することで、「ちょっとまったぁ。弁償しますから、内緒にしてください」と言ってくるプチ悪徳業者もいます。

なにせ、引越し業界は競争が激しいので、不正が見つかると、協会及びライバル会社から一気に干される可能性があるからです。ライバルは１社でも少ないほうがいいわけですからね。

しかし、怒鳴りつけてクレームをつけるのは、逆効果、あくまでも紳士的にいきましょう